マニフェスト大賞、福島町議会に最高賞
update 2007/11/10 13:05
【福島、東京】地方議会や議員らの政策などを審査、表彰する「第2回マニフェスト大賞」(ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟など主催、早稲田大学マニフェスト研究所共催)が9日決まり、福島町議会(溝部幸基議長)が議会として最高評価となる「最優秀成果・議会賞」に選ばれた。道内からは各部門を通じて唯一の受賞。議会、議員の自己評価制度など「開かれた議会づくり」活動が評価された。同日、東京都内で開かれた授賞式に臨んだ溝部議長は「地域住民のために出来ることを、出来るところから着実に進めようと心掛けてきた。良い評価はとてもありがたい」と話した。
同町議会は「議会賞」と「ベスト・ホームページ賞」の2部門に2年連続でノミネートされ、昨年は最終的に選考から外れ、「審査員特別賞」にとどまった。ことしは各部門に338団体から547件の応募があった。
同町議会は1999年から「町民起点」「町民主体の議会」を基本に、全国各地の先進的議会を参考に議会改革に取り組んできた。2005年には議会と議員の自己評価制度を導入。議員は自身の活動状況を分析、議会だよりなどで評価結果を明らかにしている。さらに、本会議以外の各種委員会の公開、一般質問の資料を事前にHPに掲載するなど、議会運営を広く公表してきた。
溝部議長は「町民が誰でも参加できることが議会活動では重要。そのためには議会の敷居を下げることが必要だった」と振り返る。
情報化時代を見据え、議会事務局と試行錯誤を繰り返しながら、親しまれるHPづくりにも汗を流した。「議会の情報はすべて提供する」を基本に、「利用者が分かりやすく、見やすいように」と、とかく難解になりがちな議会用語なども丁寧に説明している。
溝部議長は「良いものは継続して、さらに付加価値をつけていこうと努力している。まだまだ可能性はある」としている。
昨年の第1回マニフェスト大賞では、空知管内の栗山町議会が「栗山町議会基本条例の制定」で、同議会賞を受賞している。
提供 - 函館新聞社
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