市民有志が企画、23日に香雪園園亭で及川恒平さんのコンサート

update 2007/11/10 13:05

 1960年代後半からのフォークソング全盛期に、「雨が空から降れば」などのヒット曲で人気を博したグループ「六文銭」の元メンバーでフォーク歌手、及川恒平さんのコンサートが23日午後2時から、香雪園園亭(函館市見晴町56)の茶室で開かれる。市内に住む小林ひろみさん(49)と、友人の宮村智子さんが「及川恒平を聴く会」を立ち上げて企画した。小林さんらは「心安らぐ及川さんの歌を自然に囲まれた園亭で楽しんでもらいたい」と話している。

 香雪園は道内唯一の名勝指定を受けた純日本庭園で、この中心に位置する園亭からは四季折々の趣のある庭の景色や風情を味わえる。小林さんは「及川さんの歌は自然あふれる場所で聴くのがぴったり」との思いから、会場選びにこだわった。

 及川さんは70年から六文銭のメンバーとなった。六文銭はフォーク界の大御所、小室等さんが中心になって68年に結成し、72年に解散。各メンバーは独自の音楽活動を続けている。

 小林さんは根室管内中標津高校の生徒だった32年前、学校祭に及川さんを招いたことがあり、今年5月に函館市内で開かれた及川さんのライブでは「久々に聴いてなぜか泣けてしょうがなかった」という。小林さんからCDをプレゼントされた宮村さんも「初めて聴いたのに気づいたら口ずさんでいた。とても心地よい音楽」とすっかりファンになった。

 こうした中、2人の間では「及川さんの歌を生で聴きたい」との思いが日増しに強まり、何度か及川さん側にCDやライブの感想をメールで送り、コンサートの実施を打診していた。「すぐには無理だと思っていたので、ゆっくり企画を温めていこうと思った矢先、及川さんから道内ツアーを実施すると連絡があり、夢がかなった」と小林さん。まさに2人の熱意が実った格好だ。

 反響が大きく当初用意した前売り券25枚はすでに完売。このため当日券の販売を中止し、若干の前売り券を用意している。1人2000円。問い合わせは事務局090・6877・0163。

提供 - 函館新聞社



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