本紙掲載「Let’s Try理科実験」が本に、10日発売
update 2007/11/8 13:21
本紙に毎週土曜日掲載の「Let’s Try(レッツトライ)理科実験」を執筆する市立函館高校教諭の渡辺儀輝さん(41)が、同コーナーで取り上げた内容を大幅に加筆修正した単行本「なぜ救急車が通り過ぎるとサイレンの音が変わるのか」を執筆した。10日に宝島社から発売される。新書判、224nで価格は735円。
渡辺さんは南茅部高校に勤務していた1999年11月から、身近な道具を使用してできる実験を通して理科をわかりやすく紹介する同コーナーをスタート。以来毎週欠かさず継続し、最新の掲載(3日付)では407回を数える。
掲載内容は渡辺さんのホームページですべて公開。7月下旬にこれを見た同社が出版を打診し実現した。修正に当たっては「大人までが読み物として楽しめるように」(渡辺さん)と、身近にある物を取り上げた。音源が移動する時に音の周波数が変化する「ドップラー効果」は救急車を例に、空気の状態によって音の伝達速度が変化することについてはヘリウムガススプレーで声が変わることを例に解説した。
執筆時間は8月の約1カ間、午前3時ごろに起床し毎日2―3時間を確保した。「高校では授業があったり責任ある業務を任されているので、本職をおろそかにしたくはなかった。大変だったが、新聞用に作った時のことを思いだすなど、あっという間だった」と刷り上がった本を手にとって感無量の表情。
函館新聞への執筆は今後も継続する。「道内どこに転勤しても書き続けます」と気持ちを新たにしている。
提供 - 函館新聞社
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