函病、新たな専門外来検討
update 2007/11/8 13:20
函館市議会の決算特別委員会(村井正幸委員長)は7日、民生常任委員会の所管分を審議した。井上芳郎病院局長は、大動脈瘤(りゅう)に対応する専門外来を市立函館病院に新たに開設する考えを示した。時期などは未定だが、心臓・血管外科に開設し、週1回の診療を基本に検討を進めている。
能登谷公氏(市民クラブ)の質問に答えた。
同病院は、病状に特化した専門的な診療を推進しているが、専門医の医師の確保に苦慮している。最近では、医師の退職などで産婦人科や精神科の診療を縮小したほか、糖尿病、リウマチ科、腎臓内科の専門外来を閉鎖している状況。井上局長は「専門外来の配置は医師の専門性をアピールし、患者の獲得に一定の効果がある。医療法の規則などを順守し、受診がスムーズが行える体制を整えたい」と今後の見通しを述べた。
能登谷氏は、道内の一部公立病院で実施している土曜の診療実施を提案。井上局長は「現在の医師数からして負担になる」と当面、実施は難しいとの見方を示した。
また、昨年6月から市立函館病院で実施した院外処方の実績は、今年3月までの数値で15万4412件と全体の92・28%を占めたことが報告された。
各委員の質疑後、同委員会は2006年度市一般会計など16件の決算を認定することを決め、審議を終了。12月定例会の本会議で村井委員長が審議経過を報告し、採決する。
提供 - 函館新聞社
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