来月イルミナシオン映画祭、上映作品とゲスト決まる
update 2007/11/6 13:16
函館の変遷を紹介してきた市立函館博物館五稜郭分館。主に展示されてきた箱館戦争に関する史料からは、函館を舞台にしたさまざまな人間ドラマを垣間見ることができる。一方で、戦争が近代戦への過渡期に入っていることも伝えている。
12月7―9日に函館山展望台クレモナホールと、「十字街シアター」(函館市地域交流まちづくりセンター内)の2会場で行われる「第14回函館港イルミナシオン映画祭2007」(実行委主催)の上映作品が、このほど決まった。初上映(プレミア上映)となる9作品をはじめ、ショートフィルムを含む計29作品の公開を予定。ゲストには国内で注目を集めている監督、俳優らがずらりと顔をそろえている。
今回は、日本を代表する美術監督、映画監督で、89歳を迎えた現在も現役で活躍を続ける木村威夫さんの特集を組む。木村さんが美術監督を務めたオール函館ロケ作品の「硝子のジョニー 野獣のようにみえて」(1962年)など4作品を上演。木村さん本人と同作品主演の宍戸錠さんをゲストとして迎える。
プレミア上映作品は「アリア」(坪川拓史監督)、「人のセックスを笑うな」(井口奈己監督)、「瘤広場(仮題)」(木村威夫監督)、「実録・連合赤軍― あさま山荘への道程(みち)」(若松孝二監督)、「TOCHKA」(松村浩行監督)、「ねこのひげ」(矢城潤一監督)、「練鑑Bros.2 Straight to heaven〜天国へまっしぐら」(柏原寛司監督)、「クリアネス」(篠原哲雄監督)、「4 HANDS」(白井康彦監督)。各作品の監督がすべて来場を予定している。
また、今回から新たな会場となった十字街シアターでは、5作品のプレミア上映などに加え、インディーズ監督によるショートフィルム7作品を上映する「ショートフィルム・マシンガン」など独自の企画を展開する。
そのほかの主なゲストは次の通り(敬称略)。
監督=小林政弘、若松孝二、林海象、中江裕司、あがた森魚、井口奈己
俳優=根岸季衣、永作博美、渡辺真紀子、細田よしひこ、大西信満、小林三四郎。
同映画祭についての問い合わせは実行委函館事務局TEL0138・22・1037。
提供 - 函館新聞社
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