マイバック マイはし 環境部職員、来月から試験…市廃棄物処理基本方針検討委

update 2007/10/30 10:47

 函館市廃棄物処理基本方針検討委員会(大久保孝樹会長、委員15人)の第3回会合が29日、同市日乃出町の市環境部で開かれた。市の同基本方針素案に基づき、「今後の取り組み」「廃棄物処理施設および最終処分場の検討」の2章について協議し、各委員から意見を求めた。この中で、市環境部は11月から同部職員が試験的に「マイバック」「マイはし」運動に取り組む方針を示した。

 レジ袋の削減など、市民レベルでの廃棄物削減につながる取り組みとして、市環境部職員が「マイバック」「マイはし」運動を試みる。同部では来年2月ごろまで取り組みを継続し、アンケートを実施して職員の意向をまとめる。同部は「結果を生かして、新年度から全庁での取り組みとして進めたい」と話した。

 このほか、市の乾電池の回収状況を報告。2006年度は76・5トンの乾電池を回収し、委託先の北見市の業者で処理をした。市の概算推計では回収率は58%程度で、町会館や公共施設など回収場所の周知などで、回収率向上に努めるとした。

 また、委員から、ごみ収集車のスピーカーを利用した市民へのリサイクル意識を啓発する宣伝活動や、各家庭のごみ回収箱へのポスター掲示などのアイデアが出され、市も「環境やごみ削減についての取り組みを市民に浸透させるため、検討させてもらいたい」とした。

提供 - 函館新聞社



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