市営函館競輪、今季売り上げ190億円

update 2007/10/29 11:08

 本年度の市営函館競輪が終了した。市競輪事業部の速報値では、売り上げは190億3400万円で、当初予算(188億8000万円)と比較し0・8%、1億5400万円上回った。グレードと人気が高い8月の「ふるさとダービー」(GU)の売り上げが低迷したが、普通競輪(F1、F2)の売り上げを伸ばすことで予定を上回った。ただ、前年度実績(201億5700万円)比では5・6%減となった。

 最終的な収支決算は、場外売り上げの精算や車券の払い戻しなどを終える年明け以降となる。全体で当初予算の見込み額を上回ったが、単年度黒字にはならない見通し。

 67日間の売り上げは、ふるさとダービー4日間が107億9300万円、普通競輪は63日間で82億4100万円。当初予算と比較し、ふるさとは10%、12億700万円下回ったが、普通競輪は19・76%、13億6000万円伸ばし、ふるさとの減少分をカバーした。

 普通競輪は前年度実績と比較しても、同じ63日間の開催で8・1%、6億1800万円伸びている。同部は「他場での車券販売の協力や、ナイター競輪が他場と重ならないようにすることで伸ばすことができた」と説明する。

 ただ、3年ぶりの開催となったふるさとダービーは、車券購入単価の減少などで振るわなかった。

 前年度と比較した場所別の売り上げは、本場と松風、札幌場外が15・9%減の14億7300万円、電話投票が同14・8%増の54億4400万円、臨時場外が11・3%減の121億1700万円だった。電話と臨時場外の販売が全体の92%を占めている。 

提供 - 函館新聞社



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