日本海グリーンベルト構想 上ノ国でドングリの種まき

update 2007/10/28 10:49

 【上ノ国】上ノ国町の漁業者を中心に組織する「日本海グリーンベルト構想推進協議会」(花田英一会長)のドングリ(カシワの種子)の種まきが27日、町内の小砂子地区で行われた。

 海沿いの台地で行われた種まきは、小砂子、滝沢両小学校の児童をはじめ、漁業者や住民、構想を応援する町外の参加者ら約160人で行われた。参加者はササが生い茂る地面を掘り起こし、紙コップに2粒ずつ納めたドングリ約4500粒を丹念に埋めた。

 紙コップの利用は、昨秋植えたドングリの大半が乾燥やネズミの食害で発芽しなかったため工夫した。工藤昇町長は「昨年は発芽率が1%程度だったが、活動を始めなければ新しい芽はいつまでたってもゼロのまま。遠い将来この活動が実を結ぶはず」と話した。

 構想は昨年から20年計画で、伐採で荒れた海岸にドングリを植え続け、約50年後に豊かな海をはぐくむ森林を復活させようという試み。町は磯焼けや水産資源の減少に苦しむ日本海沿岸の市町村にも呼び掛け、全道的な取り組みに発展させたいとしている。

提供 - 函館新聞社



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