新規求人倍率1.00倍…9月雇用情勢

update 2007/10/27 11:07

 函館公共職業安定所は26日、9月の渡島・桧山管内の雇用情勢を発表した。先行指標となる新規求人倍率は、前年同月比0・10ポイント増の1・00倍と、2005年11月(1・06倍)以来ほぼ2年ぶりに1倍台に回復した。しかし、求職者1人に対する求人数を示す有効求人倍率は同0・03ポイント減の0・55倍で、3カ月連続のマイナスとなった。

 新規求人数は同3・7%増の2220人で、新規求職者数は同5・8%減の2228人。逆に月間有効求人数は同3・1%減の5258人となり、月間有効求職者数は同1・5%増の9474人だった。

 新規求人を産業別でみると、建設業が同46人減の130人、卸売・小売業が同32人減の445人、金融・保険業が同14人減の41人と低調。半面、サービス業が同79人増の431人、医療・福祉が同53人増の397人、飲食・宿泊業が同39人増の237人など、一部で回復の兆しをうかがわせた。

 新規求人に占める常用パート求人の割合は31・6%で、同0・6ポイント上昇。離職者は同173人減の1246人で、内訳は事業主都合(リストラ)が同63人減の392人、自己都合が同106人減の829人などだった。

提供 - 函館新聞社



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