松前、森 公表せず…全国学力テスト
update 2007/10/26 10:52
文部科学省が24日に公表した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果について、住民に情報を公開するかどうかの態度を保留していた道南8町のうち、松前町と森町が数値については一切公開しないことを決めた。なんらかの形で情報を公開することを決めている北斗市と八雲町では、分析作業が終わり次第どこまでを伝えるか検討する方針。各学校単位でも分析し、児童・生徒に個人結果を知らせる「個票」の返却を順次行う。
函館市や七飯町など1市9町が「学校間の序列化や過度な競争につながる」「学校や児童・生徒数が少ないので、個人情報に触れる恐れがある」などとして公開しないことを決め、鹿部、長万部、江差、上ノ国、厚沢部、乙部の6町は「内容を分析後に決める」などとして未定。
数値も含めて公開することを決めている北斗市は、11月に開く教育委員会に分析結果を上げ、どこまで住民に知らせるかを検討する。数値は一切出さないが町全体の傾向を住民に伝えたい八雲町は、11月中には何らかの方法で知らせる予定で、「できる限り早く伝えたい」としている。
函館市は「議会などには市全体の傾向を伝えなければならない」としているが、膨大な情報量を前に「分析はいつ終わるかわからない」とする。各校が行う個票の返却は北斗市が25日以降、函館市は30日以降。函館市は「便りを付けたり、個人懇談の場を利用するなど、渡し方は学校に任せている」という。
提供 - 函館新聞社
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