女声合唱団「トリル」が全国大会へ/全道大会で優勝
update 2007/10/23 09:52
函館の女声コーラス「トリル」(西橋曜子団長、34人)が今月旭川市で行われた全日本合唱コンクール北海道支部大会(全日本合唱連盟主催)の一般部門B編成で1位に輝き、3年連続4度目の全国大会出場を決めた。
今年で結成19年目のトリルは、中学生から70歳代まで幅広い年齢層で構成されているのが特徴。創立当時から合唱指導と指揮を務める函館合唱連盟理事長の大坂吉明さんが「コンクールに照準を定め活動してきた」と言うように、支部大会ではこれまでA編成(32人以下)で1回、B編成(33人以上)で3回最高位に輝いている。
今回取り上げた楽曲は万葉集の柿本人麿の和歌に西村朗氏が作曲した「無伴奏女声合唱のための炎の挽歌より『妻への挽歌』」。伝統的な日本語の美しさと、現代風メロディーのバランスを取るのが難しい作品。大坂さんは「女声ならではの透明感のあるハーモニーに、いかに重みや深さを加えて味わいを表現できるかを心がけた。メンバーが熱心に努力してくれたおかげで完成度の高い内容となった」と話す。
努力の成果は、審査員評の「感動しました」との言葉にも現れていた。大坂さんは「これまで審査員からは技術的なコメントしかもらったことがなかったので、とてもうれしかった。メンバーにも大きな自信になった」と喜びをかみしめる。
11月11日には北海道代表として東京文化会館で行われる全国大会の舞台に立つ。大会では順位に加えて全団体を金賞、銀賞、銅賞の3つのランクで評価するが、これまでトリルは銅賞が最高。大坂さんは「全国のレベルは非常に高いが、今年はぜひ銀賞以上を目指して頑張りたい」と意気込んでいる。
提供 - 函館新聞社
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