「オーシャンウイーク」海王丸など一般公開

update 2007/10/22 14:59

 海に親しむ市民参加型のイベント「オーシャンウイーク」(実行委主催)は21日、函館市内各地で催しが行われた。西ふ頭では航海訓練所の大型帆船「海王丸」(雨宮伊作船長)と気象庁の海洋気象観測船「高風丸」(加村正已船長)の一般公開に大勢の家族連れが詰めかけ、にぎわった。

 海王丸(2556トン)では、全国5校の商船高等専門学校の実習生や船員が歓迎し、船内の講義室や会議室などを案内するとともに、質問に答えた。甲板は木製で、市民らは最長で高さ55メートルのマスト4本を見上げ、感嘆の声を上げていた。

 親子3人で訪れた市内神山3の打田恵理子さん(32)は「帆船を見るのは初めてで、子供たちにも良い勉強になった」と語り、長男の悠太君(9)も「高いマストがかっこよく、面白かった」と笑顔だった。礼儀正しい実習生の姿に感動する声も多く聞かれた。

 高風丸(487トン)は函館が母港で、市内での一般公開は3回目。海洋観測や海上気象観測に使用するさまざまな機器類が並び、市民らは説明にうなずいていた。

市臨海研究所では小学生を対象にした「ガゴメとろろづくり体験」などが行われた。市内豊川町の梶原昆布店、梶原健司社長(54)がコンブの生産から商品完成までの工程を説明し、自らコンブ削りを実演、指導した。

 親子で訪れた市内北浜町の蝦名可奈さん(45)は「とても良い体験。ガゴメを使った商品はよく購入しており、安全・安心な地域の食材をさらに消費していくことが大切ですね」と話していた。

会場ではガゴメやイカを使った商品販売が行われたほか、市地域交流まちづくりセンターでは「おさかな凧(たこ)作り」なども行われた。 

提供 - 函館新聞社



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