本年度の市営競輪売り上げ見通し、当初予想3億円上回る

update 2007/10/22 14:59

 本年度の市営函館競輪は、23日から3日間の「函館ナイター10周年記念競輪」(F2)で閉幕する。市競輪事業部の見通しでは、本年度の売り上げは191億円程度で、当初予算と比較し3億円上回る。人気が高い8月の「ふるさとダービー」(GU)では予定を12億円下回る108億円の売り上げにとどまったが、その「不足分」を飲み込んで、さらに伸ばす結果となりそうだ。

 同部によると、開催日数67日のうち、61日終了時(10月8日)の売り上げは178億9200万円。これに残り6日間の見込額を加えると191億8000万円が見込まれるという。当初予算は188億8000万円のため、順調に行けば予定より3億円上回る。

 8月の「ふるさとダービー」4日間は、主力の電話投票が予定より11億5000万円下回ったことが響いた。また、今季は当初、70日間の開催を予定していたが、全国47の競輪場がそれぞれ3日間、日程を減らすことで選手会などと合意した。レースの競合による収益悪化を防ぐ狙いで、函館開催も11月上旬に予定していた3日間を削減する。

 このため、ふるさとダービーの減少分12億円に加え、3日間開催した場合に見込まれた数億円の売り上げも減少する。これを他の普通競輪の売り上げを伸ばすことで補った。

 同部は「61日間の実績で、主力の電話投票と臨時場外で約15億7000万円、予定よりも伸びている。ナイター競輪が多場と競合しない日程を組んだことが大きい」と説明する。

 ただ、単年度黒字にはならない見込み。従来通り、日本自転車振興会への交付金(負担金)の還付制度や包括委託などで経営改善を図り、来年度からの単年度黒字化を目指す。

提供 - 函館新聞社



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