民主党道8区、逢坂氏に出馬要請へ
update 2007/10/21 13:42
今期限りでの政界引退を表明している民主党道8区の金田誠一衆院議員(60)=当選5回=の後継者選考を進めてきた「次期衆院選第8区候補者擁立会議」(党道8区総支部など4団体)は20日、逢坂誠二衆院議員(48)=比例代表道ブロック=に出馬を要請する方針を固めた。地元選出の道議や市議らを含めた複数候補から擁立を模索してきたが、逢坂氏が適任と判断。党道連に協議経過を報告するとともに、22日にも札幌市内で逢坂氏本人に同会議の意向を伝える。
擁立会議は、党8区総支部と最大の支持母体である連合渡島・桧山地域協議会、道南地区農民政治力会議、金田誠一連合後援会の4団体で構成。2日の記者会見で金田氏の引退を正式発表した後、20日まで6回の会合を開き、道議や市議らの意向も聞き、議論を進めてきた。地域の意見には鉢呂吉雄衆院議員(道4区)の8区復帰を望む声もあったという。
逢坂氏を適任とした判断について、総支部の板倉一幸幹事長は「逢坂氏はこれまでに自治体運営に大きな貢献をしてきた。その知識や資質をこの地域でも生かせるだろう」とし、次期総選挙に「勝てる候補」であることを強調。他地域からの移入となることについては「地域の皆さんに受け入れてもらうには苦労もあると思うが、8区の有権者に受け止めてもらえるよう、我々も責任を果たさなくてはならない」とした。
総支部は21日午前に常任幹事会を開き、同会議の協議過程報告を経て最終確認とし、22日に札幌市内で逢坂氏に出馬を要請する方針。板倉幹事長は「23日には金田氏にも結果を伝え、了解を頂きたいと考えている」と述べた。
また、同党の小沢一郎代表は23日に札幌入りを予定しており、同日、正式に逢坂氏の8区出馬が発表される見通し。
逢坂氏は、1959年後志管内ニセコ町出身。北大薬学部卒業。同町職員を経て、94年11月から2005年8月まで町長を務め、全国初のまちづくり基本条例を制定するなど、自治体改革の先駆者として知られる。05年9月の衆院選道比例ブロック単独1位で出馬し、初当選。党副幹事長、党北海道副代表。
提供 - 函館新聞社
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