はこだてまちナビ協議会がオンパクで実証実験

update 2007/10/21 13:42

 はこだて観光情報学研究会分科会「はこだてまちナビ協議会」(代表・鈴木恵二公立はこだて未来大学教授)は27日から11月11日まで、第3回はこだて湯の川温泉泊覧会(通称・オンパク)開催に合わせ、観光情報提供システムの実証実験を行う。市内8カ所に設置されたカードリーダーにICカードをかざすと、登録した携帯電話に周辺の見どころ情報や店舗情報などが配信され、確認できる仕組み。モバイル機器を活用した新たな取り組みとして、観光の活性化を図る。

 同協議会は産学連携で4月に発足。国土交通省の支援事業「まちめぐりナビプロジェクト」の一環として、1000万円の助成金を受け準備を進めてきた。日本電気(NEC)が企画段階から参画し、同システム「はこだてまちナビ」を開発した。

 チェックポイントの役割も果たすカードリーダーは、カバのイラストが目印。市内7カ所と市電「らっくる号」内に設置する。周辺の観光情報だけではなく、クイズや次のスポットへの経路情報を提供し、スタンプラリー感覚で周遊を促す。

 参加者の移動経路や訪れた時間帯などの利用状況は、サーバーに情報として蓄積されるため、これまで困難だった動態入り込み客数の把握が可能となる。実験により収集した情報を基に、今後のシステム充実に役立てていく考えだ。

 また、同事業に合わせて、デジタル携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」を使った情報提供や、オンパクイベントの直前予約ができる携帯サイト(http://hakodate.onpaku.com/m/)を立ち上げた。同協議会は「情報を知る手掛かりの少ない観光客にもオンパクに参加してもらえる」と話す。

 実証実験の参加費は無料。受け付けは、インフォメーションセンターの「湯の川観光ホテル」または「湯の川プリンスホテル」の2カ所。ICカードの貸し出しには、ひとまず500円が必要で、カード返却後に払い戻す。またNTTドコモの「おサイフケータイ」機能がある携帯電話でも参加可能。参加者全員に記念品があるほか、5カ所のチェックポイントをめぐりクイズに答えると、水産加工品セットが抽選で当たる。

 詳しくは、はこだてまちナビのホームページ http://www.h-machinavi.net

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです