中部高定時制4年の小川さん、生活体験発表全国大会へ

update 2007/10/21 13:41

 函館中部高校(古林由則校長)定時制4年の小川舞由加さん(20)が、このほど札幌市で開かれた「第51回道高校定時制通信制生徒生活体験発表大会」(道高校長会定通部会主催)で最優秀賞に輝いた。11月24日に東京で開かれる全国大会出場に向け、「一つ一つの言葉を理解しながらしっかりと話したい」と意気込んでいる。

 全道大会には各地から選抜された12人が出場。小川さんは、9月に函館で開催された渡島地区大会で道大会代表に選ばれた。

 発表のタイトルは「我(わ)が闘い!敵は誰だ?!」。高校を中退して定時制高校に入学した経緯やその時々の気持ち、担任に反発しながらも頑張る大切さを知ったことなどを紹介し、「敵は、何かと理由をつけてさぼり、甘やかすと図に乗るわたし自身。中部定時制は我慢や日々の積み重ね、計画性、目標を定めて挑戦し続けることの大切さを教えてくれた」と述べた。

 地区大会と道大会では制限時間が10分から7分と短くなり、「削るのに苦労した」という。「最初に原稿を書いた時にも、言いたいことがたくさんあってなかなかまとまらなかった」と振り返り、「これまでの生活を改めて見直すことで自分は昔より成長していると感じた」と話す。

 道大会では、発表の内容や熱意あふれる語り口などで総合的に高評価を得た。「とても驚いたけれど、苦労を掛けたお母さんに電話で報告したら、耳がキーンとなるくらい叫びながら喜んでいた」と笑顔を見せた。

提供 - 函館新聞社



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