駒ケ岳噴火を想定した住民避難訓練

update 2007/10/20 10:23

 【森、鹿部】駒ケ岳噴火を想定した住民避難訓練が19日、森、鹿部両町4地域で一斉に行われた。別荘地や住宅点在地の情報伝達確認、高齢者や幼児ら災害弱者のスムーズな避難誘導などを広域的に実施したのは初めて。町の「緊急火山情報」に住民らは素早く対応し、防災への意識を高めていた。

 災害弱者の避難誘導や、中心部から離れた地域などに目を向け、改めて関係機関の連携を見直すのが狙い。この日は両町の警察、役場、消防署、函館海洋気象台など4機関約100人、地元住人321人(117世帯)が参加した。

 訓練は午前8時40分、札幌管区気象台が火山性微動を知らせる一報を受け、11月をめどに導入される火山情報「噴火警戒レベル」で公表し、各関係機関が初動体制を確立。同10時に「火山性微動が増大。地殻変動を観測し大噴火の可能性がある」の発表で、両町が避難勧告を発令した。

 町立しかべ幼稚園(佐藤文雄園長、園児103人)では勧告を聞き、園児が素早く備え付けのヘルメットを着用。教員の指示でタオルを口に当てながら、避難場所の町中央公民館へと急いだ。

 訓練で分かった課題や反省点を踏まえ、今後も駒ケ岳火山防災会議協議会などで防災体制について検討を進める。

提供 - 函館新聞社



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