燃料電池車で日本縦断中の岩谷産業、白百合中で「サイエンス教室」
update 2007/10/18 13:05
料電池車と水素自動車に乗り約1カ月かけて全国を縦断するキャラバン隊が函館に到着し17日、函館白百合学園中学校で燃料電池や水素について理解を深める「サイエンス教室」を開催した。水の電気分解など実験のほか、燃料電池車に乗って周回する体験乗車も行い、生徒は静かな走りを体感した。
工業用水素大手の岩谷産業(東京・大阪、牧野明次社長)が、水素燃料への理解を深めてもらおうと初めて実施している。キャラバンは、9月20日にJAXA(宇宙航空研究開発機構)の種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)をスタートし、九州、中国、関東、東北と北上。津軽海峡はフェリーで渡り、16日昼ごろに函館に上陸した。全体で約4500`を予定していた走行距離は、この時点で約4600`となった。
授業は途中の小中高校など34カ所で開催する予定で、道南では白百合校でのみ行う。授業では「水からできて水にかえる水素は究極のクリーンエネルギー」と位置付け、水素と酸素から水ができる水の電気分解と逆の反応で発生する電流を利用してエネルギーとすることなどを伝えた。
乗車は3、4人ずつが乗り構内を1周。燃料電池車に乗った宮川睦さん(2年)は「とても静かなので驚いた。将来乗ってみたい」と話していた。
キャラバン隊は22日、宗谷管内稚内市にゴールする予定。
提供 - 函館新聞社
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