ピアニスト・伊藤亜希子さん 20日リサイタル

update 2007/10/17 15:06

 国内外で幅広い演奏活動を行っている函館在住のピアニスト、伊藤亜希子さんのピアノリサイタルが、20日午後6時半から函館市芸術ホールで開かれる。9回目となる今回は、没後100年を迎えたグリーグの作品を取り上げるとともに、サックス奏者の原博巳さん(東京在住)をゲストに迎えるなど、多彩なプログラムを用意している。

 函館生まれの伊藤さんは4歳からピアノを始め、東京芸大音楽学部附属音楽高校、同大を卒業。同大大学院修士課程とフランス・リヨン国立高等音楽院第3課程(大学院)を修了後、第6回日本室内楽コンクール第1位などの活躍を経て、現在は函館を中心に活動している。リサイタルは伊藤亜希子後援会の主催で1999年から毎年開催されている。

 今回のプログラム冒頭ではノルウェーの大作曲家、グリーグの没後100年記念として代表作「叙情小曲集」から6曲を披露。続いてブラームスの「ピアノとクラリネットのためのソナタへ短調 作品120の1」をゲストの原さんのサックスで共演。原さんは2002年にベルギーで行われた第3回アドルフ・サックス国際コンクールで、日本人初の第1位に輝いた世界的実力者。伊藤さんとはこれまで数回共演しており、今回も息の合った素晴らしい演奏が期待できそうだ。

 後半は、伊藤さんが大好きな作曲家の一人に挙げるスペイン出身ファリャのバレエ音楽を取り上げる。「三角帽子」「恋は魔術師」とも原曲はオーケストラのための作品なので、ピアノ1台を使ってどこまで華やかでリズミカルな雰囲気を再現できるかが聴きどころだ。

 伊藤さんは「個性の違う3人の作曲家それぞれの魅力を楽しむとともに、原さんの素晴らしいサックスの音色を味わってほしい」と来場を呼び掛けている。

 チケットは一般2000円(会員1800円)、高校生以下1000円(同1000円)。ヤマハミュージック函館店、松柏堂プレイガイドなどで扱っている。問い合わせは後援会事務所TEL0138・59・3727。

提供 - 函館新聞社



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