暖冬で早め 家電販売店などで商戦始まる
update 2007/3/5 12:57
函館を出て進学や就職する人が新しく生活用品を買い求める「新生活商戦」が各地の家電販売店や、ホームセンターで始まった。ことしは暖冬で商戦も早まっており、各店では「新生活応援!」などと銘打ち、豊富な品ぞろえや、無料配送などのサービスで新生活をサポート。荷造りの準備や、部屋の有効利用のため、整理整頓ができる商品が注目されているようだ。
函館市港町3のジャンボイエロー港店では、引っ越しに必要な梱包用品がずらり並び好評という。道上隆幸店長は「新生活に向けての買い物客は、ことしは、例年より約2週間早い。暖冬で除雪用品が早く店から姿を消し、新生活関連品が早くから目立つようになったからでは」と分析。
同市石川町231のホーマックスーパーデポ石川店(澁谷一人店長)では、収納品やカーペット類などがよく売れている。カラーボックスの中に収納ケースを置く「収納内収納ボックス」の売り上げは、昨年同期と比べ5割増という。瀧本隆ソフトライン次長は「インテリア性と機能重視が人気の理由。大型電化製品などをそろえる前に、まずはカーペットや整理整頓関連品を先に買う人が多いのでは」と話す。
同店では、4月に入ってもポータブルストーブを陳列する予定。「本州から函館に来た人の春の寒さ対策。これも新生活の必需品」と瀧本次長。
同市昭和1のベスト電器・New函館店(佐藤之泰店長)では、1月中旬から店内入り口付近と、家電売り場の2カ所に専門のコーナーを設けた。山下崇一副店長は「テレビや冷蔵庫など、ひと通りそろえると平均8―10万円前後。冷蔵庫、洗濯機などの必需品は地元で買い、そのほかは新天地で買求めるケースが多い」と話す。店内では、引っ越し時に必要な手続きをまとめた家電カタログを配布している。
各店では新生活商戦のピークは、函館を離れる人の利用は3月中旬から3月末にかけて。新しく函館に来る人は、3月末から4月上旬と予想している。
提供 - 函館新聞社
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