アカマツに冬のコート…こも巻き始まる
update 2007/10/16 16:59
【七飯】七飯町鳴川地区の国道5号沿いの「赤松街道」で14日、害虫からアカマツを守る「こも巻き」が行われた。主催する赤松街道を愛する会(寺沢久光会長)や町、函館開発建設部の関係者のほか、町民ら計60人がボランティアで参加、わらで作った“こも(むしろ)”を次々と幹へと巻き付け、冬支度に取り組んだ。
愛する会と町、函館開建の3者で締結した「ボランティア・サポート・プログラム」に基づく保護活動。こも巻きは越冬のため、枝葉から地面へと降りてくるマツケムシやマツクイムシなど害虫の習性を利用した駆除方法で、温かいこもの中に集まった同虫を春先に、こもとともに焼却処分する。
この日は参加者が7グループに分かれ、それぞれ10本ずつを担当。樹齢100―130年の太い幹のアカマツに、参加者は数人がかりでこもをしっかりと押さえつけ、縄できつく止めるなどの作業を進めた。
峠下から函館市桔梗まで続く赤松街道は全長約14・3キロで、約1400本のアカマツが「歴史豊かな潤いある道」を彩っている。今後、函館開建が冬までにすべてのアカマツにこもを施し、来年3月、同会などがこも外しを行う予定。
提供 - 函館新聞社
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