新幹線駅―函館新道 北側アクセス整備を…函館圏交通体系調査検討委
update 2007/10/16 16:58
函館圏総合都市交通体系調査地区検討委員会(委員長・米谷富幸市土木部新外環状道路整備推進室長)が15日、函館市水道局で開かれた。道が3月に示した函館圏総合都市交通体系調査(まちづくり交通計画)の報告書に基づき、事務局が概要を説明。今後、函館圏域の要望事項として、北海道新幹線の新函館駅(仮称)と函館新道(七飯町峠下方面)を結ぶ北側アクセス道路の整備促進を道、関係機関に働き掛けていくことを確認した。
同報告書によると、新駅の利用客数は1日当たり9700人、ピーク時は1万4700人と推定している。新駅南口と国道227号を結ぶ南側アクセス道路は、北斗市市街地整備計画との整合性から必要不可欠なルートとした。
また、新駅北口と函館新道を結ぶ北側アクセス道路の起点を(1)北口と結ぶ(2)線路を越え、南口と結ぶ―の2案設定し、比較検討した。(1)では1日当たりの交通量を2400台、(2)では同4100台と推定。いずれも函館空港などとアクセス向上や、広域観光振興への幹線道路としての利便性向上など、交通機能強化が期待される。
しかし、(2)の場合、新幹線、在来線との立体交差構造の検討、整備費用の大幅増加による費用対効果の面などで課題が残るとしている。
米谷委員長は「南側は北斗市街地との連携道路として、七飯や函館、森方面など、北側ルートは必要な道路」と述べ、検討委の整備要望事項として確認した。この日の会合で同検討委は解散、今後は函館広域幹線道路整備促進期成会(会長・西尾正範函館市長)の中で検討を進める。
提供 - 函館新聞社
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