大分・竹田 牧市長らカボスPRに市役所訪問

update 2007/10/11 14:28

 大分県特産のかんきつ類カボスをPRしようと、同県竹田市の牧剛尓市長らが10日、函館市役所を訪れた。同市は、函館四天王のひとり、渡邉熊四郎(1840―1907年)の出身地。両市長は、遠く九州と函館を結んだ歴史やまちづくりの話題で交流を深めた。

 渡邉は、幕末に函館に渡り、海産商として頭角を現し、明治期に金森洋物館を開業するなど、商いで財を築き、函館の都市基盤づくりに多大な功績を残した。

 牧市長は、函館に勤務していた知人が、元町公園の四天王像を見て連絡をくれたのがきっかけで渡邉の存在を知ったという。今回、特産品のカボスをPRしようと、同市の農業組合や生産者組合関係者ら6人と、函館を初めて訪れた。

 牧市長は西尾市長にカボスを手渡し、「焼き魚に、レモンを搾るよりもカボスがお薦め。焼酎に入れてもおいしい」とPR。このほか、工芸品「姫だるま」や、同市の自然を紹介し「小さな街だが、自然環境が豊か。ぜひみなさんにもおいで頂きたい」と話した。

 同市の訪問団は、11日午前10時から、若松町の棒二森屋前で、先着500人に、かぼすと入浴剤を無料配布する。

提供 - 函館新聞社



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