高3集団暴行死/少年2人を逆送

update 2007/10/10 12:24

 函館市内の公園で8月下旬、同市内の私立高3年佐藤智也君(18)が少年7人に集団暴行を受けて死亡した事件で、傷害致死の非行事実などで送致された少年の審判が9日、函館家裁で始まった。同家裁(吉戒純一裁判官)は初日の審判で、強要や暴力行為法違反などの非行事実でも追送致された佐藤君の中学時代の同級生(17)と高校1年生(15)の少年2人の検察官送致(逆送)を決定した。函館地検に逆送された少年2人は、今後10日以内に起訴される見込みで、成人と同じ刑事裁判を受けることが予想される。

 この日、審判が開かれたのは少年7人のうち、犯行の主導的な役割を果たした元同級生を含む15―17歳までの少年4人。このうち、傷害致死のみの非行事実で送致された15歳と16歳の高校1年の少年2人について、吉戒裁判官は「さらに調査や審理の必要がある」として、審判の続行を決めた。

 審判は12日まで開かれ、残りの少年についても逆送や保護処分などの処遇が決まる。

 送致事実などによると、少年7人は8月26日夜、同市内の公園2カ所で佐藤君に集団で殴るけるなどの暴行を加え、頭部打撲による外傷性脳浮腫で死亡させた。このうち、元同級生や無職少年(19)ら3人については、函館地検が2日、事件前にも佐藤君を恐喝したり、いじめの様子を携帯電話で撮影したりしたとして、恐喝や強要などの非行事実で追送致していた。

提供 - 函館新聞社



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