まちづくりセンター開館半年/入館者4万人で好調
update 2007/10/10 12:23
函館市の市民活動の拠点となる市地域交流まちづくりセンター(末広町4)が、4月1日の開館から半年を経過した。半年間での入館者は4万989人で、丸藤競センター長(43)は「予想を上回る人数」と手応えを語る。観光客や市民が自由に立ち寄れる施設で、丸藤センター長は「今後は来館者が地域の商店を利用するなどの波及効果を狙い、地域活性化に結び付けたい」と話している。
建物は、大正時代に建てられた旧丸井今井函館店で、同店移転後に市が購入し、分庁舎として交通局や水道局が入居していた。建物の外観や意匠を残し、市が耐震補強などを加えて整備した。
同センターによると、4月の入館者は7503人で、市民や観光客の見学が多かった。5、6月は6000人台、7、8月は5000人台に落ち込んだが、9月は9157人で初めて9000人を超えた。夏場は盆休みなどで会議の利用が少なく、9月は市民活動団体の祭典「NPOまつり」で約2000人の来場があり、押し上げた。
入館者のうち会議などの利用者は、4月が5・5%と低かったものの、現在は30%台と安定している。
旧丸井や分庁舎を知る市民からは「きれいになった」「開放的で入りやすい」と好評。ただ「この建物が、まだ分庁舎だと思っている市民もいる」と丸藤センター長は語り、一層の情報発信に努める。
1階インフォメーションコーナーでは、市内で発行しているフリーペーパーや無料情報誌のほぼすべてを入手できるほか、道南各市町が発行している各種パンフレットなども用意。インターネットのブログ(日記風サイト)は毎日更新し、サイトには市内のイベントや講座、お薦め情報を掲載している。同センターが発行する「はこまち通信」も情報の充実を図っている。
丸藤センター長は「市民活動を身近に感じてもらうとともに、今後はスタッフが外に出て、市民活動の支援や相談などもしていきたい。ここに来れば必ず何かがあるというような施設づくりが目標」と話している。
提供 - 函館新聞社
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