高龍寺で函館子ども歌舞伎公演

update 2007/10/7 15:03

 函館市船見町21の高龍寺の金毘羅尊天例大祭が6日始まった。夜には本堂前に設けられた特設舞台で函館子ども歌舞伎(市川団四郎さん主宰)の公演が行われ、団員約25人が熱演。訪れた檀家(だんか)や市民約100人が子どもたちの白熱の芝居に大きな拍手を送っていた。

 同団にとって屋外での公演は初めて。市川さんが同寺の檀家である縁で開かれた。一幕は「白浪五人男」。マツの木の下にある花道に園児から小学生の5人が登場すると「待ってました」と声が掛かり、子どもたちが威勢の良い声で見えを切ると「日本一」と拍手が沸き起こった。

 二幕は「二月堂良弁杉の由来」。天平時代の名僧・良弁にまつわる伝説で、別れた親子の哀惜話に観客は息を飲んで見入った。同寺の僧侶9人が特別出演し、客席から「お坊さん」と声が掛かった。

 市川さんは「念願の舞台で、寺の階段を使ったり本物の僧侶と芝居ができたのは子どもたちにとって幸せなこと。このような舞台は全国に例がなく、来場者にとっても貴重な観賞となったと思う」と話していた。

 例大祭は7日も開かれ、正午から特別祈祷、午後6時半から中国琵琶演奏などが行われる。

提供 - 函館新聞社



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