みなみ北海道菓子・パンまつり盛況
update 2007/10/7 15:01
「2007みなみ北海道菓子・パンまつり」(実行委員会主催)が6日、2日間の日程で函館卸売センター「流通ホール」(函館市西桔梗町)で始まった。創造性や彩り豊かな和・洋菓子がずらりと並び、会場は甘い香りに包まれた。初日から大勢の家族連れなどでにぎわい、展示や発表のほか、菓子作り教室やケーキバイキングなどを楽しんだ。先着2000人にプレゼントするあんパンが開場1時間で品切れになる人気で、主催者は2日間で2万人の来場を見込んでいる。
渡島、桧山管内の製パン業者200社で構成する「道南製パン組合」の創立60周年を記念したイベントで、2回目の開催。市民との交流を通じて「食の安全性」を伝え、菓子・パンへの理解と関心を深めてもらうとともに、経済の活性化を目指している。
ホール内では、和菓子・洋菓子の2部門で「新作スイーツ発表会」を実施。和菓子部門では吉田食品(函館市)が、白あんをたっぷり使ったカステラケーキ「なごみ」を発表した。七飯町産のリンゴを使った白あんを、函館産のガゴメ昆布入りのカステラ生地で包んだケーキで、同社の吉田貴之工場長(35)が「地元の素材を使ったかわいらしい和菓子」を念頭に、試行錯誤を繰り返したことを紹介した。
洋菓子部門では、函館ハーバービューホテルでパティシエを務める関健作さん(29)が、七飯町産有機栽培のカボチャをふんだんに生地とクリームに含ませた「かぼちゃロール」を発表。「何度も試作を練ってやっと完成した力作」と語った。
あんパンやクリームパンを作る「パン教室」コーナーでは、悪戦苦闘しながらも一生懸命生地をこねる参加者の姿が見られ、「洋菓子教室」では「フィナンシェ」(スポンジケーキ)を1人10個作り、会場は香ばしいバターの香りに包まれた。パン作りに参加した古田美紀子さん(36)は「なかなか一人では上手にできないので参加した。たくさんのスイーツが並ぶ楽しい会場なので、また企画してほしい」と笑顔で話していた。
まつりには同組合に加盟する和・洋菓子、パン業者約80社が参加し、各店力作のスイーツを並べるなど早朝から準備をした。ホール前広場には、午前10時の開場を心待ちにする長蛇の列ができ、同9時半から、オープニングセレモニーを開いた。北島孝雄実行委員長が「これからも業者が一丸となって頑張るので、きょうはたくさんの催し物で大いに楽しんでほしい」とあいさつ。来賓ら計8人がテープカットをし、組合の創立60周年を祝福した。
7日は、午前9時から午後4時半まで。
提供 - 函館新聞社
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