利用者前年比3割アップ…函館バス・上半期ツアー利用実績

update 2007/10/6 13:42

 函館バス(函館市高盛町10、寺坂伊佐夫社長)月)は5日までに、本年度上半期(4―9月)に実施した、道南各地の名所やイベント・祭り会場を訪れるバスツアーの利用実績をまとめた。企画本数は前年同期比6本増の17本で、利用者総数は573人と約3割の伸びを見せ、「はこだて湯の川オンパク」に代表されるように、地域の魅力を再認識しようとする、地元住民からの人気ぶりを裏づける結果となった。

 広域観光や地域間交流の振興に一役買おうと、同社グループの「エイチ・ビー観光」(片山暁郎社長)が、旅行会社「トップツアー函館支店」(同市若松町6)などとのタイアップで企画。当地の名産品を取り入れた昼食メニューやお土産などの内容は年々充実しており、女性客や年配者を中心にリピーター率も高まっている。

 上半期のツアーでは、6月初旬の「中空土偶と恵山つつじツアー」が、バス2台で参加人数は82人と、最も盛況だった。初開催の中では、函館発着で乙部町や福島町を訪れるツアーが、地元の歓迎もあって参加者から好評を得た。

 このほか、独身者を対象にした「HAPPYバスツアー」では、若年層の需要を発掘。また、屋台村「大門横丁」(同市松風町7)を訪れるツアーは、これまでの鹿部、松前両町に加え、新たに江差町からも町民が来函し、函館をPRするきっかけづくりとなった。

 下半期(10月―来年3月)は、すでに15本のツアーが決まっていて、さらなる新企画を模索。函館バスは「極力、低料金で設定し、決して損はさせない内容にしているので、利用客の拡大に向けてさらに努力していきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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