クマに襲われ男性軽傷
update 2007/10/6 13:41
【北斗】5日午前11時半ごろ、北斗市向野の山林で、キノコ採りに来ていた近くに住む無職の男性(60)がクマに出くわし、襲われた。男性は尻を引っかかれ、全治約1週間の軽いけが。自力で下山した男性が函館中央署大野駐在所などに届け出た。
同署などによると、男性は同11時20分ごろ、ナラタケ(ボリボリ)採りのため1人で入山したところ、林道から約100bの雑木林内で体長約1・5bのクマと鉢合わせた。男性はクマとにらみ合い、近くに止めた車に戻ろうとした際、突然背後から前足で襲われたという。
その後、男性が大声を出したり、木の枝を振り回したりしたところ、クマは山林内に立ち去った。被害に遭った男性は「最初は夢かと思ったが、クマが立ち上がった瞬間我に返った。これまで何度も入ったことのある山だが、実際にクマを見るのは初めて。もう二度と行かない」と話していた。
現場は八郎沼公園近くの火葬場から北へ約1`の地点で、付近に民家はない。同署員や同市職員、地元のハンターら10人態勢で捜索したが、クマは見つからなかった。同署は「今後はクマの活動期に入り、人的被害につながる恐れもある。キノコ採りなどで入山する際は十分注意してほしい」としている。
提供 - 函館新聞社
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