湯の川温泉街に足湯、5日にも着工

update 2007/10/4 14:03

 湯の川温泉街の一角にある「温泉橋小公園」(函館市湯川町1)で、足湯施設の整備事業が5日にも着工する。市民や観光客が集い、語らう場所としてだけでなく、同温泉街の新たなシンボルとして、11月末のしゅん工、12月1日の供用開始を目指す。

 道内有数の温泉郷をより魅力ある街並みにする活動の一環として、函館湯の川温泉旅館組合(金道太朗理事長)や地元の町会・商店街などが、昨年8月に足湯建設に向けた期成会(会長・佐藤博イチマス社長)を発足。関係者との協議を重ねながら、準備を進めてきた。

 場所の選定に際しては、主要幹線道路沿いで同温泉街の入り口の湯倉神社前など4カ所を候補地として挙げた。その中から、工事費を抑制するために既存の温泉管から最も近く、直近の電停が「湯の川温泉」と名付けられていることから、同温泉街の西方向に位置する同公園内が選ばれた。

 足湯の浴槽は、長さが6メートル、幅が1・2メートル、深さが20センチで、一度に15人前後が利用できる。鉄骨造りの屋根付きで、24時間無料で楽しめる。泉質は塩化ナトリウム、塩化カルシウムで、季節によって加水や追いたきをすることで、50度前後の源泉を適度な水温に保つ。

 総事業費は、約2400万円で、市からの補助金780万円のほかは、寄付金で充当する。維持管理は同組合が行い、駐車場や洗面所は、近隣のパチンコ店の協力を得ることで了承を得ている。

 佐藤会長は「10年ほど前から夢に描いてきたことが、ようやく実現の運びとなった。温泉街らしい雰囲気づくりや町の活性化につなげていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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