踊る銀りんに歓声、乙部中生徒が定置網漁体験
update 2007/10/4 14:03
【乙部】日本海の秋サケ漁が最盛期を迎える中、乙部中学校(豊田收校長、生徒122人)の2年生が3日、乙部沖でサケの定置網漁を体験した。
生徒の漁業体験は、乙部漁港を拠点とする漁業者で組織する乙部船団(松崎敏文船団長)などの全面協力で昨年からスタートした。
約50人の生徒は、松崎船団長らの案内で8隻の小型漁船に乗り込み、乙部沖の4カ所に仕掛けた定置網を目指した。沖合では漁業者と男子生徒が力を合わせて、威勢のよい掛け声とともに網を引き揚げ、たくさんのサケを水揚げ。銀色のウロコを輝かせたサケが、船上を元気に飛び跳ねる様子に、生徒たちは「すごい!」「大きいね!」と歓声を上げた。
漁を間近で見学するのは初めという明石未夢さんは「たくさんのサケが捕れてとても楽しかった。船酔いはまったくなかった」と笑顔を見せた。漁業者の工藤智司さんは「サケは環境の変化に敏感。北米では地球温暖化の影響で姿を消した。自然を意識した生活を通じて漁業を応援して欲しい。そして乙部の魚をおいしく食べて下さい」と呼び掛けた。
午後には、漁業者を講師に迎えてサケの調理実習も行われ、水揚げ直後のサケを包丁で豪快にさばいて、さまざまな調理方法を学んだ。
提供 - 函館新聞社
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