「ふっくりんこ」出荷急ピッチ/あすからいよいよ新米発売

update 2007/10/2 14:15

 【北斗】今年の新米から道央に販路を拡大する道南地域のブランド米「ふっくりんこ」の出荷作業が、3日の発売を前に北斗市村内の「函館育ちライスターミナル」で本格化している。検査では全量が「一等米」と評価され、9月30日から1日にかけて約200トンを出荷。作業は今週いっぱいがピークで、計量や袋詰めなどが急ピッチで行われる。

 今年は道南で昨年の約3倍となる1000ヘクタールを作付け。これまで道南限定で取り扱ってきたが、昨年から栽培を始めた空知管内でも収量が見込めるようになったため、道央でも販売される。

 ふっくりんこは粘りがあって冷めてもおいしいと好評だが、新米前の夏ごろには品薄となる。作付け面積を増やした本年度産から道南では年間通じて供給できるようになる見込み。道南地域ではパッケージに道南産の証しとして、道南の生産者組織「函館育ちふっくりんこ蔵部」の認証マークを添付し、他地域との差別化を図る。

 新函館農協米穀課によると、今年は7月に低温に見舞われたが、寒さに強い品種の特性を発揮し、他の銘柄に比べて出来がよいという。「1年を通じて皆さんの食卓で楽しんでもらいたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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