光成中生徒があす「CATS」でミュージカル初挑戦

update 2007/9/29 13:58

 函館光成中学校(薮岸清校長)は30日に開催する本年度の総合文化発表会で、初めてのミュージカルに挑戦する。演目は、ブロードウェーや劇団四季の記録的なロングラン公演で名高い「CATS(キャッツ)」で、全校生徒112人が出演、演出に携わる壮大な舞台。28日には衣装を合わせたリハーサルも行い、あとは本番を待つだけの状態だ。

 同校は総合的な学習の時間を利用してオペラ「アイーダ」の上演に取り組んでいたが、6回目の昨年度で終了。本年度はアイーダに代わる演目を教員が協議し、歌や踊りなどで多様な表現ができる「キャッツ」を選んだ。

 準備は2学期から始まり、出演者のオーディションでは主役級の役に人気が集中、倍率が7倍にも達した。(1)キャスト(2)ダンス(3)演出(4)衣装(5)美術(6)舞台装置(7)記録―の7部門に全生徒を分け、各担当者がそれぞれの力を注いできた。

 9月からは集中準備期間として、毎日午後に総合学習の時間を1、2時間ずつ配分。土、日曜日も総出で取り組み、2度あった3連休も生徒と教員のほぼ全員が学校に集まった。公務補も道具作りに力を貸した。

 台本や大道具、小道具、ネコの衣装に至るまですべて手作りで、学校長の裁量で特色ある教育を進める「知恵の予算」で配分された60万円を活用した。

 28日は初めて衣装を着たリハーサルで、ネコの姿で一通り動き回った生徒たちは、汗まみれになっていた。長老ネコのオールド・デュトロノミーを演じる後藤勇人君(3年)は「本番では皆が練習の成果を発揮するので、楽しんで見てほしい」と来場を呼び掛ける。

 監督を務める橋本智也教諭は「生徒は自分たちで考えながら日ごとに演技を向上させている」と期待する。入場無料で、上演するのは30日午後1時からの約30分。29、30の両日はほかに合唱コンクールや吹奏楽演奏、PTAバザーなどもある。問い合わせは同校TEL0138・51・5131。

提供 - 函館新聞社



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