渡島・桧山「食ブランド」発見交流会、道南食材の可能性探る
update 2007/9/27 10:28
道内産食材のブランド化の可能性を探る「渡島・桧山『食のブランド』発見交流会」が26日、函館市内の函館国際ホテルで開かれた。道の新北海道ブランドづくり事業の一環で、道南での開催は初めて。東京で料理や食品に携わる同事業サポーターを招き、函館のシェフらとともに道南産食材を使った料理や加工品を試食し、生産者にアドバイスした。
サポーターは月刊誌「料理王国」を発行する料理王国社社長の浅野裕紀さん、フランス料理店「ル・ブルギニオン」オーナーシェフの菊地美升さん、総合ワインコンサルタント会社「ワインアンドワインカルチャー」社長の田辺由美さん、大丸グループの催事・レストラン担当チーフバイヤーの福丸一郎さんの4人。生産者や両支庁関係者ら約50人が参加した。生産者は道南の13団体・企業で、この日は調理品や加工品など19種類を紹介し、特徴や食材へのこだわりなどを説明した。
函館の海藻専門店オーガニックケルプが製造販売するガコメコンブ(トロロコンブの仲間)やマコンブの粉末と自然塩を混ぜた調味料「海乃香藻(ウミノハーブ)」について、菊地さんは「白身魚に塗って蒸すなど洋食で使うと面白い」と評価した。
道南生まれのコメ「ふっくりんこ」では、福丸さんが「アンテナショップを開設するなど道外へ広めてはどうか」、森町のみよい農園が生産するカボチャ「くりりん」に対し、浅野さんは「洋菓子の分野でも使ってもらっては」とアドバイスした。今金町のうまいベイこだわり工房が製造するシソジュース「紫蘇(しそ)の儚物語」について、田辺さんは「健康志向に合わせて消費者が甘さを調節できるようにしては」と提案した。27日は生産現場見学会を開き、サポーターらがみよい農園など4カ所を訪れる。
提供 - 函館新聞社
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