民生常任委「安全・安心なまちづくりに関する条例」制定に着手
update 2007/9/27 10:27
函館市議会の民生常任委員会(佐古一夫委員長)が25日開かれ、市町会連合会など4団体の連名で要望されていた「安全・安心なまちづくりに関する条例」の制定に着手、民生委として市議会定例会に条例案を提案する意向を固めた。議員提案という形で同条例が可決されたケースは、全国的にこれまで1件しかなく、民生委の取り組みが注目を集めそうだ。早ければ12月定例会に条例案を提出する考えだ。
8月24日の前回委員会では、条例制定について大筋合意していたが、他都市の状況など調査が必要として継続審査となっていた。そうした中、同26日には昭和公園で高校生ら7人による傷害致死事件が発生、民生委として条例制定の機運がさらに高まっていた。
25日の委員会では「市民が一番関心を抱いている時。このタイミングを逃すべきでない」「事件を無駄にできない」など、委員から傷害致死事件を重く受け止め、早急に制定を求める意見が相次ぎ、委員会として条例を提案していく方向で合意した。今後、関係部局や各団体の協力を得ながら素案をまとめていく。
市議会事務局によると、函館市と同様の中核市で同条例を施行しているのは34市中23市で、いずれも市長が提案し可決された。議員が提案した例は三重県四日市市のみとなっている。
同条例の制定要望は昨年11月に市議会議長に提出され、議員改選後の5月に再度提出され、同委員会で制定するかどうか審査していた。
同様の条例は、道が条例化したのをはじめ、道内では室蘭市や釧路市、小樽市などが制定している。
提供 - 函館新聞社
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