収入 前年比6.2%減…政治資金収支報告書

update 2007/9/25 12:16

 道選挙管理委員会は25日付道広報で道内政治団体の政治資金収支報告書を公表した。前年繰り越し分を除く2006年分の政党、政治団体の収入額は93億7000万円で、前年に比べ6・2%減となった。ただ後援会などの政治団体の収入は2年連続で増加しており、今年4月の統一地方選を控え、集金活動が活発になったことがうかがえる。

 報告書を提出した政党、政治団体は3817団体で、前年より35団体増えた。繰り越し分を含めた収入総額は127億3300万円で、支出総額は89億3500万円だった。

 06年収入額のうち、政党は前年比15・6%減の46億6000万円。共産党が同1・3%減の20億1580万円で前年の自民党に代わってトップとなり、6年連続トップだった自民党は17億6940万円で、前年比で29・8%の大幅減だった。民主党は同4・2%減の6億6750万円、公明党は同19・6%減の1億7240万円、社民党は同32・5%減の3130万円で、国民新党が今回初めて410万円を報告した。

 その他の政治団体は同5・4%増の47億1000万円で、統一地方選を前に大きく資金が動いたとみられる。収入のうち寄付が44・7%を占め、内訳は個人分が17億9400万円、法人・団体分が6億8000万円、政治団体分が17億1700万円だった。

 渡島・檜山両管内では、政党収入で共産党函館地区委員会が5887万円(前年比549万円増)、同党渡島檜山地区委員会が4666万円(同69万円増)と上位を占めた。民主党道8区総支部は2253万円(同123万円減)、自民党道8区支部は前年を大幅に下回る651万円(同1874万円減)だった一方、同党松前支部が1231万円(同367万円増)と1000万円を超えた。公明党函館総支部は386万円(同123万円増)、社民党道南支部は43万円(同14万円減)だった。

 主な政治団体の中では、井上博司前函館市長の資金管理団体「はこだて未来研究会」が2000万円(同1850万円増)、後援会「21世紀の函館を創る会」は1126万円(同326万円増)。前自民党道8区支部長の佐藤健治氏の連合後援会は前年のゼロから1300万円に増加。いずれも1000万円を上回り、上位となった。金田誠一衆院議員の資金管理団体「誠心政経フォーラム」は650万円(同1000万円減)と前年を大幅に下回った。

提供 - 函館新聞社



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