選考委が発足、初会合…函館市縄文文化交流センター設計者選定
update 2007/9/25 12:15
函館市教委は、南茅部地区に建設を予定している「函館市縄文文化交流センター」の設計者選定に着手した。プロポーザル(提案)方式で設計候補者を選定する方針で、24日には同センター設計者選考委員会を立ち上げ、委員長に石森秀三氏(北大観光学高等研究センター長)、委員長代理に小林英嗣氏(北大大学院工学研究科教授)を選任した。プロポーザル参加者の募集も26日から始める。
プロポーザル方式は設計者選定の手法のひとつで、参加者は発注者からの課題に対し提案書を作成し、選考委が最もふさわしい設計候補者を選ぶ。
選考委の構成メンバーは石森委員長、小林委員長代理に加え、佐藤一夫氏(道博物館協会監事)、韮沢憲吉小氏(函館高専環境都市工学科教授)、多賀谷智氏(市教育長)の計5人。事務局は市教委生涯学習部文化財課。24日に南茅部公民館で初会合を開き、設計プロポーザル募集要領案を承認し、審査基準や評価方法などを確認。さらに建設予定地を視察した。石森委員長は「建設の趣旨に沿った選考をしていきたい」と話した。
プロポーザルの審査は2段階で、1次審査は11月16日、設計構想提案書の内容を精査し、2次審査の参加者を選定。12月18日にヒアリングや第2次設計構想提案書の審査を行って最優秀設計者を選定、市に推薦する。
プロポーザルの参加加申込書の提出期限は10月17日、第1次設計構想提案書の提出期限は11月14日。
同センターは垣ノ島遺跡に隣接する臼尻町551の約9000平方bの敷地に建設を予定。道内初の国宝に指定された「中空土偶」をはじめ、縄文時代にかかわる遺品や資料を展示し、縄文文化の調査研究や情報発信の拠点を目指す。来年度中に基本設計と実施設計を終え、2009年5月の着工、10年10月の開館を予定している。
提供 - 函館新聞社
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