檜山スケトウダラ漁 過去最低下回る

update 2007/2/13 15:55

 【江差】昨年11月に始まった檜山管内沿岸のスケトウダラはえ縄漁は、暖冬や資源減少の影響で、今季の累計水揚げ量は5273トン(前年同期比28・1%減)、水揚げ額も11億7984万円(同32・7%減)と、過去最低だった昨年度を大きく下回った。

 檜山沿岸では、資源減少の影響からスケトウの漁獲減少が続き、昨年度の漁獲量は7330トン(同10・1%減)、水揚げ額は17億5245万円(同1・4%減)と過去最低を記録。

 今季は例年にない暖冬の影響で「海面付近の海水温が下がらずスケトウの魚群が深い海域から海面に上昇してこなかった」(漁業関係者)ことも重なり、2月上旬は管内全町で水揚げがないまま漁期を終えた。

 ひやま漁協(乙部町)の支所別に累計漁獲量を見ると、乙部2626トン(同30・3%減)、江差1045トン(同28%減)、上ノ国398トン(同62%増)、熊石1203トン(同35・4%減)。累計水揚げ額は乙部6億1531万円(同33・6%減)、江差2億1245万円(同32・6%減)、上ノ国7855万円(同51%増)、熊石2億7353万円(同40・4%減)。

 昨年11月からの1キロ当たりの平均単価は同6・7%安い223円。原料用以外の生鮮出荷は国内が857トン(同75・8%減)、輸出が1671トン(同17・8%減)で、韓国を中心とする輸出向けが大半を占めた。

提供 - 函館新聞社



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