漁業練習船「耕洋丸」を一般公開
update 2007/9/21 11:29
函館港西ふ頭に停泊中の独立行政法人水産大学校(山口県下関市)の漁業練習船「耕洋丸」(田渕清春船長、2352トン)が20日、一般公開された。同船はことし6月に完成したばかりの新造船で、函館には航海実習の途中に寄港。乗組員らが船内の装備や、トロール漁システムなど最新機器の概要を説明した。
同船は、海洋生産管理学科3年生の洋上実習で、5日に下関を出港し、18日に函館に寄港した。水産資源、海洋生態系の調査研究を行っている。三菱重工下関造船所が新造した漁業練習船で、トロール漁やマグロはえ縄漁に対応している。
ブリッジで公開された最新のトロール漁システムは、360度探知できるソナーで発見した魚群を標的として設定すると、魚群、船、網の位置を把握し、船が自動航行する。トロール網にはセンサーが付けられ、網の深さや開き具合など、船内ですべて確認することができる。
そのほか、実習室の操舵(そうだ)シミュレーターやエンジン室などを公開。訪れた市民らは興味深そうに船内を見学していた。
一般公開はこの日のみで、同船は22日に函館を離れ、下関に帰港する。
提供 - 函館新聞社
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