花びらユニーク、函館山にトリカブト咲く

update 2007/9/19 11:20

 函館山では青紫色のトリカブトの花が咲いている。登山を楽しむ人は秋の風情を醸し出す姿に目をやっている。

 トリカブトはキンポウゲ科。毒草で名高いが、かぶと状の花の内側に花びらを持つユニークな形で見る人を楽しませている。舞楽で舞う人ががかぶる「鳥兜」はに似ているから名付けられたなどの説がある。

 函館山では毎年夏の終わりごろから花が見られるとされているが、道アウトドアガイドの木村マサ子さん(62)によると、ことしは8月中旬から咲いており、花の数も多いという。

 生け花に使われるほどの上品な花だが、函館山では植物の採取は禁止。山の思い出としてじっくり眺めるだけにしておこう。

提供 - 函館新聞社



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