08年度市職員採用試験、受験者数減る

update 2007/9/17 11:55

 函館市の2008年度職員採用の1次試験が16日、市立函館高校で行われた。申込者286人(昨年度332人)に対して、受験者数は昨年度より55人少ない195人で、受験率は68・2%(同75・3%)と低かった。狭き門に変わりはないが、公務員離れに加え、首都圏や愛知など景気回復が進んだ地区で就職する傾向も背景にあるとみられ、景気動向の地域間格差拡大がうかがわれる形になった。

 採用職種は大学、短大、高校卒の一般事務に当たる行政職、大卒対象の経済・経営、国際、水産海洋、情報の計5種。

 ことしの大卒の出願者203人に対し、受験者は127人、受験率は62・6%と低調。昨年度より約10ポイントも低下した。短大卒は出願者38人に対し、受験者30人、高卒は出願者45人に対し、受験者38人だった。全体では、一昨年の受験者(413人)の半分にも満たない状況だ。

 この日の1次試験では、教養試験と、専門試験や適性検査が行われ、受験者は真剣な表情で取り組んでいた。

 今後、1次試験の合格者は10月中旬に2次、11月中旬以降に3次試験が予定されており、論文試験や面接に臨む。市は行財政改革の一環で、職員数の見直しを進めており、採用者数は若干名としている。

提供 - 函館新聞社



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