ニチロ100周年記念展開幕
update 2007/9/12 12:46
ニチロ(田中龍彦社長、東京)の創業100周年を迎えた記念企画展「街と歩んだ北洋漁業〜ニチロ創業100年〜」(函館市立博物館主催)が11日、市北洋資料館(五稜郭町37)で始まった。同博物館所蔵資料や、函館ニチロ会(加藤清郎会長)が出品協力した年表や写真で、同社と函館の歴史を振り返ることができる。24日まで。
ニチロは1907年、函館出身の平塚常次郎と新潟県三条市出身の堤清六の2人が「宝寿丸」(163トン)で新潟を出港した年を創業年とし、ことしで100年になる。
会場には同社の沿革史、函館との関わりを紹介する年表、出港風景の写真、半纏(はんてん)などの作業服、缶詰のラベルなど、深く見入ってしまうものや見て楽しめる資料が多数並ぶ。同博物館の佐藤智雄さん(48)は「ニチロは函館を拠点に新しいことを手掛けた。函館発、日本初を感じて函館の風土を見直す機会になる内容」と紹介する。
初日は田中社長(66)のほか、函館在往で平塚常次郎の長女千鶴子さん(93)らが訪れた。田中社長は「私が知らない資料もたくさんあり驚いた。創業者の功績から、若い人は情熱と夢を持って前に進めば、色んなことができることを感じてもらえれば」と来場を呼びかけていた。
提供 - 函館新聞社
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