厚沢部小児童がアユの生態学ぶ
update 2007/9/12 12:44
【厚沢部】町内特産のアユの生態を学ぼうと、厚沢部小学校(澤田卓校長)で11日、4年生23人が稚魚の放流に向けた人工授精を体験した。
同小では総合学習の一環として、道南有数の清流・厚沢部川に住むアユの生態を学んでいる。同日は町内でアユの増殖に取り組む「厚沢部町河川資源保護振興会」(高橋満繁会長)のメンバー6人を講師に招いて、初めての人工授精に挑戦した。
児童はアユの腹から、恐る恐る卵と精子を絞り出し、授精させた。授精後の卵は鳥の羽根を使い、静かに水槽の中に放して、底に沈めた小石の表面に付着させた。
高橋会長は「卵の表面にある粘着膜で石の表面にしっかり付着します。20度の水温なら10日ほどでふ化します」と説明。子供たちは石に付着した卵を興味深そうに見入っていた。
同小はふ化した稚魚を川に放流する予定。日本海で成長したアユは、来年夏ごろには川をさかのぼり、産卵期を迎えるという。
提供 - 函館新聞社
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