七飯町上藤城地区など道内初「準都市計画区域」指定へ

update 2007/9/8 13:35

 【七飯】七飯町の上藤城地区など町内819ヘクタールが「準都市計画区域」に道内で初めて指定される。道新幹線開業や道縦貫自動車道開通など交通の“結節点”となることを見通した乱開発を防ぐためで、1万平方bを超える遊技施設など大型集客施設は原則、建設できなくなる。

 準都市計画区域は地域の住環境や自然環境保全のため、都市計画区域外で指定。今回の対象は土地利用の規制がかからない「白地地域」が多い上藤城、藤城、峠下、仁山4地区。全国的にも広範囲の指定で、3000平方b以上の開発行為は都市計画法に基づく許可が必要となるほか、各種規制が適用される。

 町は準都市計画区域指定に向け、2004年度から建築物用途や敷地面積現況など基礎調査を実施。町都市計画審議会(原口征一会長、10人)で審議を重ね、土地利用規制の必要性などを問う住民アンケート、住民説明会も実施した上で7月、道に指定を求めた。6日の道都市計画審議会で認められ、今月末に告示される予定。

 町は道の指定区域に加え、地域の状況に合わせた「特定用途制限地域」約535ヘクタールの指定も検討。今後、町都市計画審議会で審議し、内容が固まり次第、議会提案していく。

提供 - 函館新聞社



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