中学初 亀尾中が実習…市のはこだてっ子水産・海洋体験学習事業
update 2007/9/7 13:59
函館亀尾中学校(小橋誠太郎校長、生徒21人)は6日、南茅部地区の北大北方生物圏フィールド科学センター臼尻水産実験所で、海洋体験学習を行った。函館市教委が今年度から始めた「はこだてっ子水産・海洋体験学習事業」で、同事業の実践活動は中学校では初めて。生徒たちは潜水器具のシュノーケルを使った海中観察「シュノーケリング」や、海中生物を採取する実習に取り組んだ。
この体験学習は、市教委から同事業の推進校の指定を受けて実施。同事業は水産や海洋関連施設での体験学習を通じ、海の生物や生態系について理解してもらおうと、小中学校を対象に行っており、本年度は亀尾中のほか、市内の小学校8校も推進校の指定を受けている。すでに小学校では実践活動が行われている。
実習では、同実験所の宗原弘幸所長と北大水産学部の大学院生が講師を務めた。実習についての説明を受けた生徒たちは、近くの前浜に移動し、ウエットスーツを着用し、大学院生の指導を受けながらシュノーケリングに挑戦。3つのグループに分かれ約40平方メートルの区画でウニやヒトデがどれくらいの密度で生存しているかを調査し、採取した。
その後、実験所に戻り、採取したウニやヒトデを図鑑を見ながら一つひとつ確認したほか、宗山所長の講話を聴いて海洋生物に関心を深めていた。
西山佳登君(2年)は「シュノーケリングはうまくできた。海の広い世界を知ったような気になった」と感激していた。鳴海康司教頭は「今回の実習が海洋への興味を広げるきっかけになれば」とし、宗原所長も「こうした体験を通じて海に慣れ親しんでほしい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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