会話弾んで表情いきいき…中島小児童がお年寄りの似顔絵描く

update 2007/9/7 13:59

 函館中島小学校(古俣敏校長、児童203人)の1年生と5年生の計61人が6日、同校近くにある介護福祉施設、函館共愛会愛泉寮(佐藤輝雄施設長)を訪れ、入居者の似顔絵を描いた。児童たちはお年寄りと会話しながら、目や髪の特徴を捉えて顔を書き、交流を深めた。

 この似顔絵は「似顔絵大会」として行われており、ことしで28回目。以前は下校途中に児童が施設に立ち寄って描いていたが、最近は5年生の総合学習の中で開いている。1年生は図工の時間として初めて参加した。

 同校と同施設は、同施設の七夕会や同校の運動会にそれぞれ参加し、交流を深めている。児童は緊張の様子もなく、お年寄りと触れ合い、団らんスペースや各部屋で、えんぴつやクレヨンを使い描いた。お年寄りの中には「私、髪の毛が少ないけど、たくさん描いて」と頼む姿も見られ、和気あいあいとした雰囲気に包まれた。

 この日は下書きをし、学校で完成させ、作品は同施設に届けられる。児童の中には1人で2、3人分も描く子もおり、計160人分の似顔絵が出来上ることになった。絵は17日に開かれる敬老祭で展示され、投票により似顔絵大賞が決められる。

 参加した工藤亜理沙さん(5年)は「お年寄りと友だちのように楽しく会話ができ、絵も楽しく描けた」と笑顔。同施設職員は「絵は展示が終わるとそれぞれの入居者に配られるが、皆部屋に飾り、喜んでいる。地域の中でできる最高の世代間交流です」と話していた。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです