函館の魅力再発見…子ども町並み観察隊

update 2007/9/6 12:41

 子どもたちが身近な環境を調査し、都市の景観形成を考える「子ども町並み観察隊」が5日、活動を開始した。総合学習の一環で、函館中部小学校(市谷憲治校長)の5年生27人が参加。6つのグループに分かれ、公共施設や西部地区の坂道、商店街、温泉街などテーマを設定し、元気よく調査に出発した。

 同事業は、未来の街づくりを担う子どもたちの視点で、函館の魅力や問題点を自由に発見してもらおうと、市が1997年度から進めている。本年度から事業の見直しを図り、学校単位での参加を呼びかけ、グループリーダーとして、公立函館未来大の学生の協力を得た。

 「駅と町並み」をテーマに設定した1班の5人はこの日、JR函館駅と五稜郭駅周辺を調査。移動は電車やバスなど公共交通機関を利用した。函館駅前では、駅舎内から見渡せる景色や観光ほろ馬車、人力車などに興味を示し、写真に収めていた。

 グループリーダーの横窪安奈さん(20)は「子どもたちと一緒に函館の再発見をしたい」と話していた。また、秋田谷亜衣香さん(11)は「これから五稜郭駅で、周りの風景を見てくる。時間があれば、桔梗駅にも行きたい」と大張り切りでバスに乗り込んだ。

 同事業は20日に2回目の観察活動を行い、月内にリポートとしてまとめ、10月12日に報告会を開く。

提供 - 函館新聞社



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