秋のイベントにぎわう
update 2007/9/3 11:18
9月最初の日曜日となった2日、函館市内では「第10回黒豚バーベキュー祭り」(函館商工会議所銭亀沢地区青年部主催)や「はこだてエコフェスタ2007」(実行委員会主催)が開かれ、大勢の家族連れなどでにぎわった。風が若干強かったものの、参加者は秋の気配を感じながら野外イベントを楽しんだ。
黒豚バーベキュー祭りは志海苔町の志海苔ふれあいひがし広場で行われ、1000人以上が訪れる盛況ぶり。この日に向けて特別に飼育された6頭分、約300キロが市民らの胃袋に納まった。
同青年部の石田大樹部長が「地域最大のイベントも10回目を迎え、盛大に開催でき感謝します。特産の黒豚を心行くまで楽しんでください」とあいさつ。勇壮な函館巴太鼓の演奏や、市内新川町のダンススタジオZEROの小学生17人によるヒップホップダンスなどが祭りを盛り上げた。
ブリキ板を使用した特設のこんろや炭火は主催者が用意。1500円の前売り券1枚で肉約300グラムにおにぎり1個、野菜とタレが付く。当日券と合わせ1000枚が完売した。北斗市から友人7人で訪れた自営業の花田靖弘さん(28)は「毎年楽しみに参加している。通常の豚肉と比較にならないほどジューシーで、タレでも塩こしょうでもうまい」と笑顔だった。
4月に函館商工会議所と銭亀沢商工会が合併し、初めての黒豚祭りとなり、商工会議所の古川雅章専務は「祭りを支えてくれた関係者に感謝したい」、市の谷沢広副市長も「黒豚の味を堪能し、広く市民においしさをPRしてほしい」と話していた。
はこだてエコフェスタ2007は、若松町のクイーンズポートはこだて前広場で開催。大勢の来場者がごみの減量化やリサイクルを啓発する出展コーナー、廃油でせっけんを作る体験コーナーなどを楽しみ、環境問題を考えた。
環境保全への取り組みなどを市民に広く周知していこうと1990年に「環境フェスティバル」としてスタート。2001年からは「はこだてエコフェスタ」の名称で、市や渡島支庁、民間団体などが実行委を立ち上げ開催している。
「キーワードは『もったいない』“1人ひとりにできることから”」をテーマに掲げ、市をはじめ、企業や市民団体、NPO法人(特定非営利活動法人)など約30団体による啓発コーナーが並んだ。
ごみとして出された家電品や自転車、スキー用品などを直して展示したコーナーでは、抽選で無料提供されるとあって、大勢の人が品定めをして応募。フリーマーケットも45組ほどが出店し、来場者は掘り出し物探しに夢中になっていた。
ごみとして出された家電品や自転車、スキー用品などを直して展示したコーナーでは、抽選で無料提供されるとあって、大勢の人が品定めをして応募。フリーマーケットも45組ほどが出店し、来場者は掘り出し物探しに夢中になっていた。
このほか、ポイ捨て防止、レジ袋削減のキャンペーンコーナーや、エコロジー製品の開発やリサイクルに取り組む企業の出展コーナーなどが開設された。景品が当たる「環境○×クイズ」やキャラクターショー、市消防音楽隊のステージが行われ、イベントを盛り上げた。
提供 - 函館新聞社
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