保育園民営化アンケート、半数近く「利用しやすくなった」
update 2007/9/3 11:17
函館市福祉部は、本年度から民営化に移行した函館美原保育園の保護者を対象としたアンケートを行い、結果をまとめた。保育園の利用について、民営化前から継続入園している世帯の半数近くが「利用しやすくなった」と好感を抱くなど、同部子育て推進課は「民営化移行後も順調に進展している」ととらえている。
アンケートは民営化後の状況を検証する目的で7月17―27日に実施。全園児の保護者72世帯のうち44世帯から回答を得た。44世帯のうちわけは、民営化前からの継続入園24世帯、本年度新規入園20世帯。
保育園の利用について、継続入園世帯のみに質問した結果、ほぼ半数の11世帯で「利用しやすくなった」と回答。「変わらない」が10世帯、「どちらとも言えない」が3世帯で、「利用しにくくなった」は0だった。
新規入園世帯については、85%に当たる17世帯が「利用しやすい」と答え、残り3世帯は「どちらとも言えない」だった。
子供が保育園の雰囲気に慣れたかという質問については、継続、新規合せて41世帯が「はい」と回答し、以下「無回答」2世帯、「わからない」1世帯。民営化後、全面的に入れ替えがあった保育士の対応(複数回答あり)については、「良い」が32世帯と7割を占め、「普通」が7世帯、「良くない」が1世帯あった。
民営化に当たって市が配慮すべき点の意見については、「保育士の総入れ替えはやめて」「駐車場を増設して」「保育料を安くして」「民営化によって大きなギャップが生まれないようにして」などが寄せられた。
同課は「今後予定されている公立保育園の民営化に生かしていきたい」としている。
提供 - 函館新聞社
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