21日の江差追分全国大会の記念アトラクションへ幼児3人猛特訓

update 2007/9/3 11:17

 【江差】21日開幕の第45回記念江差追分全国大会(江差追分会主催)は「次世代に引き継ぐ追分節」をテーマに、町内の児童による江差追分大合唱などの記念アトラクションが行われる。開幕を約3週間後に控えた町内では、大会会場のステージで江差追分を発表する幼児3人が猛特訓を重ねている。

 「かもーめーぇー!」。ステージに元気な歌声が響く。小さな体を震わせ、大人顔負けの歌声で複雑な節回しを丹念に追う。見守る師匠や江差追分会館職員から拍手がわいた。

 特訓を重ねているのは、高橋航君(3)=かもめ会=、東美羽音ちゃん(4)=乙部鴎会=、川口美海ちゃん(3)=健翔会=の3人だ。22日に大会会場の町文化会館第ホールで行われるアトラクションで1人ずつ江差追分を発表する。練習は大会直前まで休まず続く。

 「追分は楽しい?」との問いに、満面の笑みを浮かべる美羽音ちゃん。江差追分を歌い続ける母・真喜子さん(33)は「娘がお腹にいるころから江差追分を聴かせました。3歳になったころに『歌ってごらん』と言うと、自然に歌い出すことができました。今では家や外出先でもひとりでに口ずさむほど」と笑顔をみせる。

 アトラクションに出演する3人の中で、航君は唯一の男の子。「ソイーソイ!」と独特の合いの手を入れる「ソイがけ」は、姉の稜ちゃん(6)が務める。2人を指導する杉山由夫師匠は「航君が練習を始めたのは4月。半年で驚くほどの上達です。お姉さんの練習を聞いて追分を身に着けてきたようです。稜ちゃんのソイがけも大人顔負け」と太鼓判を押す。

 大会は21日―23日まで。21・22の両日は熟年・一般の予選会。23日は少年大会と決選会を行う。22日のアトラクションは午後7時55分から。児童の江差追分大合唱や追分踊り、道立江差高の生徒による発表も行う。決選会当日の入場場券付きプログラムは前売り2000円、当日2300円。問い合わせは江差追分会事務局TEL0139・52・5555へ。

提供 - 函館新聞社



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